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良くなった=体力がついた?

認識の齟齬

歩かせるよりも歩けるコンディションをつくる

こんばんは。

MITSUKI代表の寅丸です。

今日は自分の忘年会と子守り・嫁の忘年会の送迎とハードな夜を過ごした上にヨロヨロとPCに向かいます。

訪問リハビリの対象者の元にはケアマネージャーという相談員がしばしば訪れ、近況を聞いて回ります。

彼らは漠然と

「リハビリを頑張って体力をつけましょう」

とはいうものの、実際に現場で何が行われているのか、セラピストの思考を共有することはほとんどありません。

今日、ちょうど私とケアマネが対象者のお宅で鉢合わせて話をする機会がありました。

訪問リハビリを始めてから明らかに動きが良くなった対象者を見て、

「体力がついたんですね」「頑張って歩いたんですね」

と労うのですが・・・

ケアマネ「いつもどれくらいの距離を歩行訓練しているんですか?」

私「いえ、全くしてません」

ケアマネ「でもずいぶん体力がつきましたよね」

私「体力が増えたのでなくエネルギー消費が減ったんです」

ケアマネ「???」

かみ合わない会話になりました。

そもそも「訪問リハビリテーション」が必要なレベルの対象者には

鍛える

という選択肢自体が疑わしいです。

高齢者がトレーニングによって筋肥大が生じる割合や、そこに至るまでに費やす労力は若い健常者とは明らかに異なります。

私は子どもの頃TVゲームでRPG(ロールプレイングゲーム)をよくやっていましたが、

MP(マジックポイント=魔法を唱える時に必要な消費量)の消費を抑えるアイテムこそ最強の装備だと認識していました。

消費が少なくすめば、それだけコスパが良くなり戦いを有利に進められるからです。

つまり、

何か行動する時にエネルギー(≓筋力)を「10」使っていた人が「3」ほどで同じ動きができるようになると、「楽だ」と感じられるようになります。

これを専門用語で「運動学習」と呼びますが、

この10から3へ減らしていく戦略を考えることがセラピストの仕事なわけです。

人間の身体はRPGのように簡単に容量が増えることはありませんので、鍛えて伸ばす以外の選択肢から動きのコツをつかんでもらえることが重要なんですね。

 

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